「新型うつ病」の見分け方

 Twitterでは、「新型うつ病」がTwitterやっている人全員に当てはまるじゃん、というツイートが伸びており、物議を醸していますね。個人的には、最近Twitterを始めた人ほど「新型うつ病」が当てはまらない傾向があると思います。

見分けるポイント

・夕方から夜にかけて気分が最も落ち込む

・過眠

・過食

・自己肯定感が低い(うつ病になりやすい性格)

・楽しいことをしているとき「しか」気分が正常ではない

・以上の事柄は自覚している。(定型うつ病では自覚できなかったり、自分をうつ病だと認めないことが多い)

Twitterに見られる格差社会

このフリップ、適当に作ったやろ…

 まず、Twitter民はプライドが高いです。このツイートのリプ欄を見ても、「人類みんなそう」と言っている人が多くみられますが、それは違います。都合の悪いことに対面して、それをプライドが高い人(要するに普通の人)は真剣に受け止めることができるでしょうか。実際は、他のことを考えて気を紛らわしたり、夜には酒を飲んだりして、うまく切り替えをしています。「新型うつ病」では、この切り替えができません。というのも、ここで取り上げられている「新型うつ病」は、おそらく「非定型うつ病」のことだと思われますが、従来のうつ病が朝に気分が沈むのに対し、非定型うつ病では、夕方から夜にかけて気分が沈みます。フリップのように、飲み会(?)で元気になることはまずないでしょう。さらに、過眠によって翌朝にまで支障が出ることもあり、放置しておくと、従来のうつ病になる可能性があります。これらの症状が出やすい性格というのがあって、それは自己肯定感の低さに起因するものです。いわゆる「ツイ廃」は、それに当てはまるでしょうか。もちろんTwitterが楽しくてやっているのだとしたら、Twitterをやっているときには元気になる類の非定型うつ病に当てはまるので、可能性は当然あります。しかし、今のTwitter、楽しくやっている人にはコミュニティができていて、愚痴なども言い合える仲だと思いますが、コミュニティを持たない人にとっては地獄です。Twitterを楽しんでやっているのだとしたら自己肯定感は下がらないはずですが、マウントの取り合いが当たり前になった昨今のTwitterでは、タイムラインを追いかけていくだけで自己肯定感を下げるものとなっています。Twitterは現在多様な人々(主に日本人だが)が参入してきていますが、それにともなって、楽しめる人は楽しめるけど、楽しめない人は楽しめないという、「格差社会」ができあがっていますね。もちろんそれはどこの社会でも経験してきたことだと思いますが。もはや現実世界の拡張になってしまったTwitter、果たしてやる価値はあるのでしょうか。

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