設計ミスが生まれる理由5選〈人生設計編〉

 初めまして、教授と申します。私は現在大学二年ですが、中学から高校にかけて大学受験のための塾に通い続け、勉強しかしてこなかったような人間です。部活も中学二年の時点でやめ、中高一貫校に通ってきた意味がないともいえる学生生活でした。そのため、大学に入ってからしばらくの間は、何となく入った学科の課題をこなしながらも、自分が何をしたいのかが分からないような状態でした。そんな中、中学受験のための塾で先生に言われた何気ない言葉の中に含まれていた、「人生設計」という言葉を思い出し、今までの短い人生、特に中学から高校にかけては、「人生設計」における「設計ミス」が目立ったな、という印象を持ちました。そこで、実際に機械設計において有用な、設計ミスのチェックリストを参考にしながら、人生設計における設計ミスの理由として、どのような種類のものが考えられるかについて、まとめていこうと思います。

その1 無関心

 機械設計において、無関心は、品質低下を招く要因として致命的となってきます。それは人生設計においても同様であると考えます。私は、大学受験にあたって、合格という一つの目標に向けて日々を過ごしてきました。しかし、なぜ合格を目指したかというと、当時は「親のため」、つまり「学歴のため」でした。自分が成長する機会として大学をとらえることができていませんでした。ここから得られる教訓は、「自分のための人生設計をしよう」ということになりますね。

その2 無計画

 ここで、私は大学受験一筋で生きてきた、ずっと勉強してたと思われてしまいそうですが、実際は、高校一年までは塾の宿題をYouTubeを見ながらやっていました。そのため、宿題を何のためにやっているのかという客観的な視点が欠けており、宿題を無計画にこなしていくという一週間が続き、宿題以外は何も手につかないという悪循環が発生していました。機械設計において、無計画は、納期遅れもしくは品質低下にもつながるので、人生設計においても避けたいところです。

その3 コミュニケーション不足

 機械設計においては、他人による点検あるいは、信頼を得ることが不可欠となってきます。人生設計においても同様で、他人からの客観的な評価を下されることによって、大幅な人生の狂いを防ぐことができます。私も、高校時代は友人が少なかったので、高校生活とは、ただひたすら受験のためだけにあるものだと、どこか割り切っていたような印象でした。

その4 根拠のない自信

 そんな私に、千載一遇のチャンスが生まれたのが高校二年の秋でした。五年間好きだった異性と話せる機会が増えてきたのです。登校中に私が追い越そうとしたときには、隣についてくれました。しかし、緊張で何も話すことができませんでした。向こうから話しかけてきてくれるだろう、という思い込みもありました。それまでは、卒業までには何とかなるだろう、といった「根拠のない自信」がありました。しかし、人生たるもの、行動しなければ何も始まりません。人生における自信とは、いつも何かしらの行動から生まれるものだ、ということを実感しました。

その5 フィードバック不足

 その件以降、嫌われてしまったと感じた私は、完全に諦めてしまいました。向こうから近づいてきてくれた、という事実を、無かったことにしてしまったのです。その行動の理由も、今となっては知る由もありません。私は、今でも次の恋愛に踏み出せません。適切なフィードバックがあってこそ、人生設計を修正して、次の行動に繋げられるものであります。しかし、これに関しては私に完全に落ち度があります。自分の思いを相手に伝えることができなかったという点でも、相手にとっても「フィードバック不足」になってしまったということで反省しております。

参考文献

 以下の文献を参考にしました。仕事における設計となると、上司や同僚と協力して仕上げなければならないため、設計ミスが生まれる原因をチェックリスト化することがとても有効です。 人生においても、第二の自分、第三の自分と協力して人生設計をしていくという視点が大切となるのではないでしょうか。

「やさしい実践 機械設計講座」設計ミス対策 http://kousyoudesignco.dip.jp/check4.html (2019/06/27閲覧)

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