2018-10

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日記

平成の備忘録②「平成とはどのような時代だったか」

 今回は、少し説教くさくなってしまうかもしれない。皆さんは、平成最後の夏を、どのように過ごしただろうか。振り返ると、災害の多い夏だった。私が8月に京都に行ったときも、猛暑と夕立とが交互に押し寄せる感じだった。夕立はともかく、猛暑は災害レベ...
日記

平成の備忘録①―建築とアート、文脈の違い―

 この項目では、平成という時代を振り返り、未来に繋げる、というテーマを多少意識しつつも、何となく日々思うことを書いていきたいと思う。 建築学科でも秋学期の授業が始まったが、いわゆる名物授業で、美術、都市景観などの様々な分野のエキスパートた...
京都駅大解剖

京都駅大解剖〈後編②〉~日本らしい建築とは~

 原広司の「様相論」は、「建築に都市を内包する」という言い方でも表される。建築の中の一部分に明確な境界を設けず、曖昧な境界でもってそれらを重ね合わせる。そのことで、建築全体で見ると時間的な変化が表れてくる、という考え方である。曖昧な境界...
京都駅大解剖

京都駅大解剖〈後編①〉~京都駅ビルの芸術的立ち位置~

 この項では、原広司の「様相論」が、今後日本建築にどのような影響を与えていくのかということを考えていきたいと思う。そのためにまずは、京都駅の日本建築における立ち位置を明確にしたい。 京都駅は、端的に言えば、「日常のありがたみを気付かせる...
京都駅大解剖

京都駅大解剖〈中編②〉 原広司は「正方形」でコンペに選ばれた?

原広司の格子デザイン、京都駅にも  京都駅を歩いていると、それぞれの空間が多様な表情を持ち、この先も歩いてみたいと思えるような工夫がされている、ということを、前回、前々回と強調してきた。今回は、それらの空間を構成する「かた...
京都駅大解剖

京都駅大解剖〈中編①〉 京都駅アトリウムのデザイン

「京都駅大解剖」について  前回は、京都駅を設計した原広司の設計思想について解説した。今回は、京都駅を「デザインの博物館」として見立てて、京都駅の見どころについて解説していこうと思う。また、「京都駅大解剖」というタイトルで...
京都駅大解剖

京都駅大解剖〈前編〉「壁」京都駅に潜む谷の建築とは?

京都駅が壁となったのはなぜか  京都駅は、駅ビルの改築にあたって、1990年にコンペが行われた。国際指名コンペという形で、実際に設計した原広司のほかに、黒川紀章や安藤忠雄といった有名建築家が参加した。黒川紀章の案を見ると、...
旅行

九州・山陰再訪記(山陰本線迂回貨物撮影)

 その日の朝は、とても静かな朝だった。昨夜の賑やかな難波は静まりかえり、道行く人には、急いでいる様子が感じられない。御堂筋線に乗ると、梅田方面ホームには、各ドアに一人並んでいるか、並んでいないか、という具合だった。新大阪に着くと、多くの...
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