夜行バス・VIPライナーの乗り方(名古屋駅編)

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はじめに

 VIPライナーは、ラウンジの完備、一斉リクライニングのシステム、女性専用車及び女性専用席で知られており、夜行バスの中でも支持層が固いバスです。今回私は、名古屋→東京の夜行バス激戦区において、初めて乗らせていただきました。初乗車の際に気づいた、乗車時に注意すべき点をまとめていきたいと思います。

注意点1:ラウンジの位置を確認しておくべし

 VIPライナーには、利用者向けのVIPラウンジが用意されています。VIPラウンジは基本的にはオフィスビルのテナントとして入っており、1階部分は店舗になっています。例として、名古屋では「すき家」、新宿では「ダイコクドラッグ」です。VIPラウンジを利用する際は、場所だけでなく、一階部分のテナントを事前に確認しておきましょう。特に名古屋からVIPライナーに乗車する際は、発車20分前の時点でVIPラウンジにて発券手続きを済ませて置き、その場で乗車手続きが行われるため、より事前調査が大切になります。

名古屋VIPラウンジと名古屋駅の位置関係

 JR・あおなみ線からのアクセス:太閤通口を出るとロータリーがあるので、ロータリーの左側に回り込む。大通りに出ると、セブンイレブンが向かい側に見えてくるので、横断歩道を渡り、左折。その後、次の道路を渡らずにそのまま右折。すき家の右側に、オフィスビルの出入口がある。階段を地下1階へと下ると、名古屋VIPラウンジに着く。

 名鉄・近鉄からのアクセス:JR乗り換えの要領でまずは地上に出る。JRの広小路口が見えてきたら、そこから駅構内に入らずに左折する。その後、次の道路を渡らずに右折し、JRのガード下をくぐる。そのまま直進し、2つ信号を渡ると、すき家が見えてくるので、その右側のオフィスビルの出入口を入り、階段を下る。

注意点2:厚さ20㎝以上の荷物の持ち込みに注意

 VIPライナーでは、一斉リクライニングのシステムが導入されているだけでなく、乗車便によっては、乗客に対する指示が事細かな乗務員もいます。その中で、「前の人のリクライニングの障害になるので、大きな荷物は足元に置かないように。目安は膝の上に乗るかどうか。そうでなければ、網棚に乗せること」という注意がありました。スーツケースは乗る前に預けるのが常識でしょう。しかし、リュックサックで旅をする人の中には、夜行バスに持ち込む人もいると思います(自分だけかもしれないが)。その場合、リュックサックの厚みが20㎝以上である場合、網棚に入りません。そのため、預けざるを得ないのではないかと思うかもしれません。しかし、実際は一斉リクライニング後にフッドレストを上げるとその下にリュックサックを入れるスペースが生じるため、普通のリュックサック(A4サイズの書類が入る程度)を入れる分には全く問題ありません。そのため、発車後の一斉リクライニングまでは足元に置いておき、一斉リクライニング時にフッドレストの下に入れ込むことで解決します。その場合は、発車前に乗務員によるシートベルト着用確認が行われるため、一旦締めておき、発車後にシートベルトを外してその態勢を整えるのが良いでしょう。もちろん、高速道路内では法律でシートベルト着用が義務づけられていることは言うまでもなく、荷物を足元にしまい終えたら速やかにシートベルトを締めましょう。

注意点3:寝る前の準備は、バス乗車前に済ませるべし

 発車前には、先ほども説明したように、乗務員による乗客の点検が頻繁に行われます。また、発車後にはすぐに一斉リクライニングが行われ、5分後に消灯します。スマートフォンの充電は、着席後すぐにアダプターを繋ぎ、前の座席の網にしまえるようにしましょう。基本的に車内で携帯を使用できる時間は無いと考えてよいと思います。また、名古屋VIPラウンジは、待合室がそこまで広くなく、発車前には席が埋まってしまいます。なるべく余裕をもったプランで早い時間にVIPラウンジに到着するか、遅い便に乗車するといった対策を練る必要もありそうです。到着が発車直前になると見込まれるときは、駅のトイレなどで寝る前の支度を済ませてからVIPラウンジに向かいましょう。

まとめ

 VIPライナーは、比較的安い料金で、快適に眠ることのできるように工夫されている夜行バスだと思います。車内では眠ることに徹しましょう。そして、それなりの準備が乗車前に必要となってくることに気を付けつつ乗車すると良いかと思います。

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